相続は「いつか」必ず訪れる、でも学校では教えてくれない?
質問です! あなたは学校で**「相続」**について学んだことはありますか?
私は、小中高はもちろん、大学で法学を専攻した際も、記憶に残るほど相続について学んだ経験がありません。
ちなみに、大学の法学の授業で一番覚えているのは、「結婚するなら、離婚するときに揉めずに別れられる人と結婚しなさい!」という教授の強烈なアドバイスでした(笑)。
なぜ相続の知識はこんなにも知られていないのか?
私はファイナンシャルプランナーの勉強や弁護士事務所での経験を通して、相続対策の重要性を痛感してきました。
相続は、親の遺産を受け取る立場としても、そしていつか訪れる自分自身の人生の終わりとしても、誰もが必ず経験することです。
それなのに、学校ではほとんど教えてくれないのはなぜでしょうか?
もしかしたら私の時代だけかもしれませんが、
先日開催した遺言セミナーに参加してくれた20代・30代の若い方々も、「知らないことばかりだった」という感想を口にしていました。
このことからも、相続に関する知識が広く知られていない現状が伺えます。
知識なくして「事故」は防げない!
想像してみてください。交通ルールを知らずに車を運転したら、いつか事故を起こしてしまいますよね?
これと同じで、相続の知識を持たずに何の対策もせずに亡くなってしまったら、家族間でトラブルが起きる可能性が非常に高いです。
「遺言書を書けば大丈夫」と思っている方もいるかもしれません。
しかし、相続のルールを理解せずに書かれた遺言書は、かえって揉め事の原因になることもあります。
また、たとえ法的なルールに則っていても、家族への配慮や思いやりが欠けている遺言書は、円満な家族関係を壊してしまう可能性すらあります。
大切な人に「愛」を遺すために、今できること
相続は、あなたの大切な人に**「愛」を伝え、「愛」を遺す**ためのものです。決して難しいことではありません。
まずは、相続に関する基本的なルールを学ぶことから始めましょう。
そして、ご自身の状況に合わせた対策を考えて遺言書を書いておくおくことが大切です。
人はいつ、病気や事故、災害などで人生の幕を閉じるかわかりません。
家族構成や財産の内容が変われば、その都度、対策を見直し、遺言書を書き直せばいいのです。
「まだ早い」なんて思わずに、早めに相続について考え始めることを強くお勧めします。
相続について、もし疑問や不安なことがあれば、いつでもご相談ください。
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